風と大地の声
 
◆◆HPで公開するきっかけ◆◆

過去、私は建設公害の加害者と被害者の両方の立場を経験しました。施主という加害者になったことで近隣住民からの要求に応えることを学び、近隣住民という被害者になったことで、苦情だけ言って泣き寝入りをしていたのでは何も解決しない、自分たちでできる対策があることを知りました。

自宅を新築したとき、我が家の建築工事のために起きた被害に対して、誠意を持って復旧することに努めました。個人の家ですから、ゼネコンの工事現場に比べれば規模も金額も微々たるものですが、突然工事現場が出現したことによって静かな生活環境を奪われた人々に対して、どう対応するかという問題は工事規模の大小に関わりなく同じように行われなければいけないことだと考えます。

また、ある日突然我が家の隣が工事現場になりました。朝から晩まで騒音・振動に悩まされました。もちろん抗議をしました。自宅は新築して間もない頃でしたが、壁にはヒビが入り、玄関に飾ってあった水晶の置物が工事振動のために棚から落ちて割れてしまいました。建設会社の人が代わりの置物を捜して奔走してくれましたが、騒音・振動を発生しているということに対しては、「測定しています」「なるべく出さないように気を付けます…」というだけで何も変わりませんでした。
工事はどんどん進んで駆体が建ち上がった頃、友人から、騒音・振動を測定して自分の目で常に確認できる機械がある、ということを聞きました。インターネットで検索して調べたところ、数社から同じような機械が出ていることを知りました。その内の1社の機械を現場に設置してくれるように要求しましたが、すでに騒音・振動の最も出る工事は終わってしまい、私の要求は受け入れられませんでした。もっと早くから対処していればと悔しさだけが残りました。

それから約1年が過ぎ、また工事現場の出現です。以前に比べると規模も大きく、工事期間も3年という長期に及ぶものです。被害を被る近隣住民の数も多くなるはずです。こんどこそ絶対に泣き寝入りはしないと決心しました。

私の経験と対策が、同じように建設公害で困っている方々の参考になればと思い、測定器設置までの経緯をホームページ上で公開することにしました。私にはホームページを運営することはとてもできませんので、知人に相談したところ、『風と大地の声』というホームページを運営されている方のサイト上で、"自分たちでできる対策"が成功した実例として載せていただけることになりました。
平成13年11月に解体工事が始まったばかりです。3年後の完成までの出来事を記録していきたいと考えています。

 

 

 

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